山と海の自然

(1)千貫山(グリーンピア岩沼)

初夏:オカトラノオ・ママコナ・ウツボグサ・キツネノカミソリ

 オカトラノオ ママコナ
   
  草たけは50cm〜1mです。たくさんの白い花が集まって15cmぐらいの弓なりの花穂になって咲きます。その姿がトラの尾に似ているので名前がつきました。一つ一つの白い花の直径は1cm前後です。先の方へ向かって咲いていくため,花の咲いている期間が長いです。   紅紫色が目立つ唇弁(しんべん)に,白い2個の隆起(りゅうき)をご飯粒に例えてこの名前が付きました。茎は50pに伸び,上部に多数の花を付けます。他の植物の根に付着して養分を取り入れている植物です。
 ウツボグサ  キツネノカミソリ
   
  (あざ)やかな紫色の稲穂(いなほ)のような形を,矢を入れる靫(うつぼ)に例えてこの名前が付きました。(クキ)は10〜30pに伸びます。   春に出て夏に枯れる白緑色の細い葉の形がカミソリに似ていて,花の色がキツネの体の色をイメージさせたことからこの名前が付けられました。葉が枯れた後,茎は30〜50pに伸び,上の方に濃い(だいだい)色の花が数個付き,斜め上を向いて咲きます。

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